今年2021年11月16日から19日の日程でドイツ・フランクフルトで開催されるFormnext 2021が、来場者のワクチン接種を義務化することがわかった。Formnext 2021主催者のメサゴ・メッセ・フランクフルトGmbHが明らかにしたもので、すべての来場者にはドイツ政府が定める2Gルールが適用される。2Gルールとは、「新型コロナウィルスに感染後回復して抗体を有している人」か「新型コロナウィルスのワクチンを接種済みの人」のいずれかを適格者とするもの。
メサゴ・メッセ・フランクフルトGmbHのペトラ・ハーズバーガー社長は、「今回のルール適用については、プラスとマイナスの両面から慎重な検討を行いました。2Gルールを適用することで、展示会場においてより安全で自由な環境を確保することが可能になると判断しました」と説明している。
メサゴ・メッセ・フランクフルトGmbHは、2Gルールを適用することで来場者にマスク着用義務を課す必要がなくなるとも説明している。
Formnextは、毎年ドイツのフランクフルトで開催されている世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会。昨年のFormnext 2020は、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、オフラインでの開催が中止となり、インターネットを介したオフラインでの開催に追い込まれた。今年のFormnext 2021は、通常のオフラインとオンラインのハイブリッド開催となる。