世界最大級の3Dプリンター関連展示会のFormnextが、Formnextスタートアップチャレンジの受付を開始した。創業5年以下のスタートアップ企業が対象で、事業の新規性や成長可能性などを中心に審査される。応募の締切はドイツ現地時間の2021年7月2日で、受賞者は9月に発表される。なお、受賞者は5社になる予定。受賞者には、今年11月に開催されるFormnext 2021の特別展示ブースが提供される。
Formnextスタートアップチャレンジは、これまでに多くの3Dプリンティング関連スタートアップ企業をプロモートしてきた。過去の受賞者には3ユアマインド、ダイマンション、クモヴィス、シンタリット、トリンクル3Dなどが含まれる。
Formnext主催者メサゴ・メッセ・フランクフルトGmbHのサシャ・ヴェンズラー副社長は、「パンデミックの大変な時期を過ごしてきましたが、若いイノベーティブなスタートアップ企業に発表の場を与え、未来の顧客やパートナーとの接点を提供する必要があります。Formnextスタートアップチャレンジを通じて、そうした企業を長きに渡ってサポートしてゆきます」とコメントしている。
昨年開催予定だったFormnext 2020は、新型コロナウィルスのパンデミックの影響でオンラインでの開催への切り替えを余儀なくされたが、今年のFormnext 2021は、通常のオフラインとオンラインのハイブリッド開催となる。