3Dプリンターで植物由来代替肉を製造しているイスラエルのスタートアップ企業のリデファインミートが、テルアビブで大規模な代替肉のブラインドテストを実施した。「新しい肉がやってきた」と題されたブラインドテストは二日間にわたって行われ、600人の参加者へ代替肉1000食分が提供された。
テストは代替肉の味、歯ごたえ、食感などについて行われ、参加者の90%以上が良好な反応を示したという。
リデファインミートの共同創業者兼CEOのエシュチャー・ベン-シトリ氏は、「代替肉は、シンプルに普通の肉と同じような味です。リデファインミートは、消費者が単に『この代替肉は普通の肉に近いね』と言って下さる代替肉を作っているのではなく、『この肉はものすごく美味しいね』と言って下さるような肉を製造しているのです」とコメントしている。
リデファインミートの代替肉は、イスラエルの食品卸大手のベスト・マイスターを通じてイスラエル国内の飲食店や高級スーパーに流通される。ベスト・マイスターは、今年上半期からの出荷開始を予定している。
地球環境保護への関心が高まる中、代替肉の市場は急速に広がっている。ある市場調査会社は、2020年のアメリカの代替肉市場を111憶ドル(約1兆1655億円)規模と推定し、2027年までに355億ドル(約3兆7275億円)規模に成長すると予想している。