ラスベガス家電見本市CES2021がオンラインで開催

世界最大規模の家電関連展示会のラスベガス家電見本市CES2021が、来月1月11日から14日までの4日間オンラインで開催される。ラスベガス家電見本市は、毎年一月にラスベガス・コンベンションセンターで開催されているが、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受け、今年はオンラインでの開催となった。

史上初のオンラインによる開催となるCES2021には、家電メーカーなどによるバーチャル展示会が開催されるほか、90以上のオンラインセッションが実施される。また、自動運転車やスマートシティ関連などの最新のテーマに関するトークセッションなども行われる。

CESには、3Dプリンターメーカー、3Dプリンティングソフトウェアメーカーなどのアディティブ・マニュファクチャリング関連企業が毎年多数出展している。

CES主催者のコンスーマー・テクノロジー・アソシエーション(CTA)は、新型コロナウィルスのパンデミックが収束の兆しを見せない中、来場者の安全を確保できないと判断、オンラインでの開催を決めたとしている。CTAは、再来年のCES2022は通常通りラスベガス・コンベンションセンターで、エンターテインメントの要素を盛り込んだ新しい形で開催したいとしている。

新型コロナウィルスのパンデミックにより、アディティブ・マニュファクチャリング関連展示会を含む多くの大規模展示会が中止またはオンラインでの開催を余儀なくされている。毎年11月にドイツのフランクフルトで開催されているFormnextも、今年はオンラインでの開催を余儀なくされた。