Robozeがアラブの造船企業とパートナーシップ契約を締結

イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、アラブの造船企業アラブ造船修繕ヤード社(ASRY)とパートナーシップ契約を締結した。

現地メディアの報道によると、両社は共同でバーレインにアディティブ・マニュファクチャリングスマートファクトリーを開設し、船舶、エネルギー、防衛などのセクターのユーザーに3Dプリンティングなどのサービスを提供するとしている。

バーレーンで行われた記念式典には、バーレーンのサルマン・ビン・カリファ王子や、イタリアのメローニ首相も出席した。

Robozeはこれまでに複数のメジャー製造企業とのパートナーシップ契約を締結している。同社はこれまでに、レオナルドやフェラーリといったイタリアを代表する企業とパートナーシップ契約を締結した。アラブの造船企業アラブ造船修繕ヤード社との提携は、Robozeのアラブ市場における初のパートナーシップ契約となった。

Robozeは2024年8月に、日本の日立系列の鉄道車両メーカー日立レールとも業務提携契約を締結している。契約によると、日立レールはRobozeのフラッグシップモデルARGO 500シリーズを同社のイタリア・ナポリ工場とアメリカのメリーランド工場にそれぞれ導入し、ULTEM9085やカーボンPEEKなどのエンジニアリング素材を活用して鉄道車両用パーツを製造するとしている。