アメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートが、他社の商標侵害で3890万ドル(約60億2950万円)を支払うよう命じられていたことがわかった。
アメリカ現地メディアの報道によると、ビヨンド・ミートは競合代替肉メーカーのヴェジデルフィア・フーズの登録スローガンである「美味しいものはすべて植物由来」(Where Great Taste is Plant-Based)の類似コピーを使用し、ヴェジデルフィア社の商標を侵害したとしている。
ビヨンド・ミートは、自社の代替肉製品の植物由来ソーセージの販売コピーに「とてもおいしい、植物由来だから」(Great Taste, Plant-Based)のスローガンを使用していた。
マサチューセッツの裁判所は、ビヨンド・ミートの販売コピーは、「(ビヨンド・ミートの製品が)消費者にヴェジデルフィア社の製品と勘違いさせるほど類似している」と判断した。
ビヨンド・ミートの担当者は、「判決は不当であり、速やかに控訴する」との意向を示している。
ヴェジデルフィア社は、2015年に同スローガンを商標登録している。2022年にはドーナッツチェーンのダンキンが商標を侵害したとの訴えを起こしている。

