ベルギーの3Dプリンティングサービスビューローでアディティブ・マニュファクチャリング用ソフトウェア開発のマテリアライズが2025年度第3四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は6630万ユーロ(約117億3510万円)で、前年同月比で3.5%のマイナスとなった。経常利益は180万ユーロ(約3億1860万円)で、前年同期の200万ユーロ(約3億7600万円)から微減となった。
事業セグメント別ではメディカル事業の売上高が3330万ユーロ(約58億9410万円)で、前年同期比で10.3%のプラスとなった。ソフトウェア事業の売上高は1030万ユーロ(約18億2310万円)で、前年同期比で7.4%のマイナスとなった。マニュファクチャリング事業の売上高は2270万ユーロ(約40億1790万円)で、前年同期比で17.1%の大幅なマイナスとなった。
マテリアライズのブリジット・ド・ヴェットヴィーセンCEOは、「マテリアライズのメディカル事業の売上は、四半期ベースで過去最高を記録しました。前年同期比で10%以上のプラスです。マクロ経済環境が逆風の中、我が社の連結売上は伸び悩み、特にマニュファクチャリング部門は苦戦しました。来期以降はコスト管理をさらに徹底して、研究開発などに影響を与えずに未来の成長を確保してゆきます」とコメントしている。

