アメリカのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのXactメタルの2025年度第2四半期売上高が、前年同月比で30%増加したとして話題になっている。同社CEOのホワン・マリノ・ゴメス氏がメディアに明らかにしたもので、具体的な数字の言及はしなかったものの、2025年度第2四半期の売上高が前年同月比で30%以上増加し、続く第3四半期も前年同月比で30%以上の増加を見込んでいるとしている。
なお、Xactメタルは非上場会社であり、損益計算書やバランスシートなどの主要財務諸表を公開していない。
ゴメスCEOは、「キーとなる業界アプリケーションに特化した結果です。メタルパウダーベッドフュージョンテクノロジーを、アメリカの中小企業に導入してもらいパフォーマンスを発揮してもらうという我々の戦略が花開きました。アメリカのモノ作りの現場では、需要はローカルに、コストはさらにローコストにという圧力が増し続けています。我々のシステムに対する需要も、それに応じて拡大を続けています」とコメントしている。
Xactメタルのメタル3Dプリンターは、主にアメリカ国内の航空宇宙関連企業などに使われている。
事業の拡大を受けて、Xactメタルでは工場の製造スタッフなどを含めた人員の追加採用を予定している。