ナノ・ディメンションが会計基準を変更

イスラエルのエレクトロニクス3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のナノ・ディメンションが会計基準を変更した。

アメリカ現地時間の2025年8月19日に発表したプレスリリースによると、ナノ・ディメンションはこれまで採用してきたIFRS(International Financial Reporting Standards, 国債会計報告基準)から、GAAP(U.S. Generally Accepted Accounting Principles, 米国標準会計基準)へ変更する。変更の基準日は2025年1月1日で、2025年度会計年度から適用される。

会計基準の変更理由について、ナノ・ディメンションは財務の透明性確保と、アメリカを拠点とする取引先企業との財務上の整合性強化のためなどとしている。

ナノ・ディメンションを巡っては、買収を完了し完全子会社化したアメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルの経営破綻が話題になっている。ナノ・ディメンションは、現時点のところデスクトップメタルの経営破綻によるナノ・ディメンションへの経営上の影響はないと説明している。

ナノ・ディメンションは、2024年からデスクトップメタルの買収を仕掛け、ニューヨーク証券取引所で取引されていたデスクトップメタルの株を一株5.3295ドルの総額1億7930万ドル(約259億9850万円)で買取り、完全子会社化していた。