アメリカの大手3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のスリーディーシステムズが2025年度第2四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は9480万ドル(約139億3560万円)で、前年同期比で16.3%のマイナスとなった。経常収支は1540万ドル(約22億6380万円)の赤字で、前年同期の2640万ドル(約36億1620万円)の赤字から改善した。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)も530万ドル(約7億7910万円)の赤字だった。
同時に発表された2025年度上半期決算では、売上高1億8940万ドル(約278億4180万円)、経常収支5210万ドル(約76億5870万円)の赤字となった。インダストリアルソルーション部門の売上高が前年同期比で23%のマイナスに、またヘルスケアソルーション部門の売上高も前年同期比で8%のマイナスとなったことなどが響いた。
2025年度第2四半期決算について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「2025年度第2四半期においては利益率の改善を図ることができました。業界におけるマクロ経済の挑戦が続く中、コスト構造再構築と業務効率化を進めたことが結果に繋がりました。特に今年3月に発表したコスト削減イニシアティブの結果が出てきたと判断しています」とコメントしている。
2025年6月30日時点で同社が保有している現金および現金相当資産の総額は1億1640万ドル(約171億1080万円)となった。