ストラタシスがNexa3Dの事業資産を取得

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、経営破綻が噂されていた3DプリンターメーカーのNexa3Dの事業資産を取得したという報道がされている。アメリカ現地メディアの報道によると、ストラタシスはNexa3DのDLP3Dプリンターシリーズの製品、ブランド、製造施設などの事業資産を取得し、Nexa3Dの事業を継続するとしている。

Nexa3Dの既存ユーザーおよびパートナーに対しては、ストラタシスの子会社のiSquaredがテクニカルアシスタントなどのサポートを提供するとしている。

Nexa3Dは、昨年2024年12月にオペレーティングキャッシュの不足により「通常業務の正常な継続」が困難な状況に陥り、一部事業停止などの事業縮小を余儀なくされる可能性が高いと発表していた。

Nexa3Dは「事業継続のためにベストを尽くす」「(何も確約することはできないが)努力する」としており、ゴーイングコンサーンを確保する意思があることは表明していた。

Nexa3Dは、2014年にアヴィ・レイチェンタル氏らが設立した3Dプリンターメーカー。アヴィ・レイチェンタル氏は、2003年から2015年までスリーディーシステムズのCEOを務め、同社を世界的な3Dプリンターメーカーに育て上げた。同氏は2015年に業績低迷と株価下落などの責任を取り、スリーディーシステムズのCEOを辞任した。