アメリカの大型3DプリンターメーカーでQTCQXベスト・マーケット登録のVelo3Dが2025年度第1四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は930万ドル(約13億6710万円)で、前年同期の980万ドル(約14億4060万円)から5.1%のマイナスとなった。
経常収支は2540万ドル(約37億3380万円)の赤字で、前年同期の2830万ドル(約41億6010万円)の赤字から若干改善した。非GAAP(米国標準会計基準)ベースでの収支は890万ドル(約13億830万円)の赤字だった。
Velo3Dのアルン・ジェルディCEOは、「新たな戦略的事業を開始するなど、ビジネスを取り巻くモメンタムは良好になりつつあります。Velo3Dがサステナブルで長期的に成長し、利益体質を獲得するようになるのも時間の問題でしょう。我々は、実施した新しいマーケット戦略の初期の結果を目撃しつつあります。特に防衛と航空宇宙セクターにおいては、いくつもの新たなビジネスの芽が出つつあります」とコメントしている。
Velo3Dは、今年2025年1月に米インディアナ州インディアナポリスに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング用メタルパウダーメーカーのアレイド・アディティブに買収され、現在は同社の下で経営再建を図っている。