ミシガン州デトロイトで開催されたRAPID+TCT2025会議で、ストラタシスのリッチ・ギャリティCBO(Chief Business Officer)が、アディティブ・マニュファクチャリング業界における自社の現況についてコメントした。
トークセッションのスピーカーとしてギャリティ氏は、「(トランプ関税の影響などによる)景気の先行きの不透明性についてはどう対処すべきかわかりませんが、少なくともRAPID会議においては、昨年よりも良好な反応が得られたと思っています。リードの数は明らかに増加し、実際にいくつかの素晴らしい商談が始まっています。PolyjetのためのタフOne素材の開発プロジェクトなどがその象徴例です。タフOneプロジェクトには多くの時間を費やしてきました。素材関連では、それ以外にも複数のエキサイティングな商談が進行しています」とコメントしている。
「我々はまた、新型のラージフォーマットSLAプリンター「Neo800+」シリーズをローンチしました。Neo800+シリーズは、従来シリーズ製品の最大50%高速で造形が可能なSLAプリンターです。Neo800+シリーズに対するユーザーの反応も上々です」
トランプ関税の影響などによるサプライチェーン停滞については、アメリカを製造拠点にしている企業にとっては新たな事業機会であるとし、業界的にもプラスの面が多いと強調している。