Velo3Dがモメンタスと1500万ドル規模の契約を締結

アメリカの大型3DプリンターメーカーでQTCQXベスト・マーケット登録のVelo3Dが、カリフォルニア州の拠点を置くスタートアップ系の宇宙インフラ開発企業でNASDAQ上場のモメンタス(Momentus)と、1500万ドル(約22億5000万円)規模の大型契約を締結した。

アメリカ現地メディアの報道によると、Velo3Dは、自社のラピッド・プロダクション・ソルーションズ(Rapid Production Solutions, RPS)を活用し、モメンタスのロケット用部品などを受託製造してモメンタスへ供給する。

ラピッド・プロダクション・ソルーションズは、Velo3Dがユーザー企業が求めるパーツなどの製造を、自社のメタル3Dプリンターなどで受託生産するサービス。サービスには製造に関するコンサルティング、プラニング、ソフトウェアツールなどが含まれている。

Velo3Dのアルン・ジェルディCEOは、「我々は成長を加速し、バリューを創造する機会を常に探し求めています。今回のモメンタスとの契約は、その方向における極めて重要なステップです」とコメントしている。

モメンタスは2017年設立のスタートアップ系の宇宙インフラ開発企業。衛星輸送、ペイロードホスティング、軌道上衛星給油、軌道上検査、軌道上衛星メンテナンスなどの宇宙関連サービスを提供している。