アメリカの大手代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、2億5000万ドル(約382億5000万円)の借入による資金調達を検討しているとアメリカの現地メディアが報じている。
アメリカの経済誌ザ・ビジネスタイムズの報道によると、ビヨンド・ミートはプライベート・クレジットレンダーと呼ばれる金融機関に対して、シニアローンなどの借入を打診しているとしている。ビヨンド・ミートは、これまでに転換社債などで2027年までに償還期限を迎える負債11億5000万ドル(約1795億5000万円)もの負債を抱えており、今回の資金調達はそれに輪をかけるものとなる。
ザ・ビジネスタイムズの報道に関して、これまでのところビヨンド・ミートからはいかなるコメントなどは発表されていない。
自社の財務状況について、ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOは昨年2024年11月に受けたインタビューで、「(2024年)年内にバランスシートのさらなる流動化(資金調達など)が必要になるのは間違いありません。来年(2025年)にかけては、バランスシートを再構築するための包括的な対策を検討する必要があります」とコメントしている。