AIベースの3DCADデザイン作成支援プラットフォーム開発のバックフリップが、3000万ドル(約46億5000万円)の資金調達に成功した。出資したのはアメリカのアンドリーセン・ホロヴィッツやニューエンタープライズ・アソシエイツなどのベンチャーキャピタル。マイクロソフトのCTOのケヴィン・スコット氏や、アンドロイドタブレッツのCTOのリッチ・マイナー氏も出資しているという。バリュエーションや出資比率などの投資の詳細については明らかにされていない。
バックフリップが開発しているプラットフォームは、CADソフトなどを使わずにテキストベースの情報インプットにより3DCADデザインを出来る制作ツール。二年前の創業以来AIに様々な3Dモデルを学習させ、これまでに1000万個以上のデータバーツのデータを蓄積したという。
デザインのための情報はテキストデータに加えて、スケッチや写真なども活用できる。STL形式の3Dデータとして出力され、各種の3Dプリンターで造形できる。
バックフリップは、調達した資金を既存プラットフォームと連動させるためのプリンタビリティ・アナリシスなどの拡張機能の開発などに投じるとしている。