アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、3Dオペレーションソフトウェア製造のジオマジック事業を、スウェーデンの大手ソフトウェアメーカーのヘキサゴンへ売却すると報じられている。アメリカ現地メディアの報道によると、売却の対象となるのはデザインX、コントロールX、フリーダム、ジオマジック・ラップなどのソフトウェア事業で、売却価格は1億2300万ドル(約184億5000万円)。
ジオマジックは特に3Dスキャニング、メッシング、リバースエンジニアリングソフトウェアの業界リーダーとして知られている。ジオマジックの買収により、ヘクサゴンは既存自社製品のCAD・CAM関連ソフトなどとの連携が可能になり、取扱製品ポートフォリオの幅を大きく広げることができると見られる。
ジオマジックは2013年にスリーディーシステムズに5500万ドルで買収され、同社のグループ企業としてグループ全体の業績拡大の一翼をになってきていた。
ヘキサゴンはスウェーデンのストックホルムに本社を置く、測定用ソフトウェアなどを製造する大手ソフトウェアメーカー。日本でもヘキサゴン・メトロジー株式会社として事業を展開している。