アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスが2024年度第3四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億4001万ドル(約210億円)で、前年同期比で13.6%のマイナスとなった。調整後営業収益は10万ドル(約1500万円)の赤字で、前年同期の410万ドル(約6億1500万円)の赤字から大幅に改善した。調整後経常収益は40万ドル(約6000万円)の黒字で、前年同期の240万ドル(約3億6000万円)の黒字から大幅なマイナスとなった。
調整後EBITDAは510万ドル(約7億6500万円)で、前年同期の980万ドル(約14億7000万円)からほぼ半減した。
2024年9月30日時点で同社が保有している現金および現金相当資産の総額は1億434万ドル(約215億1000万円)となった。
ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、フラッグシップモデルのF3300シリーズの販売が拡大の兆しを見せており、特に航空宇宙、自動車、ヘルスケアの領域でのニーズ拡大が見込まれているとコメントした。また、コンスーマブル製品メーカーなどのリピートオーダーの拡大が将来の売り上げ増につながるとの見通しを示した。