ストラタシスが2024年度第2四半期決算を発表

アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスが2024年度第2四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億3800万ドル(約202億8600万円)で、前年同期の1億5980万ドル(約234億9060万円)から13.6%のマイナスとなった。同期間中の経常収支は2570万ドル(約37億7790万円)の赤字で、前年同期の3860万ドル(約56億7420万円)の赤字から33.4%改善した。

消耗品などのセグメントの売上高が前年同期比で6.3%のプラスとなったものの、3Dプリンター本体を含むハードウェア部門などの売上高減少が足を引っ張る形となった。

投資家向けアーニングスコールの中で、ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「過去数年間におおいて、航空宇宙、自動車、ツーリング、医療、歯科医療といった複数の産業セクターにおいてアディティブ・マニュファクチャリング・アプリケーションの普及が持続的に進んだことを目撃してきました。しかし、普及の程度は我々が期待したほどのペースで進んではいません。今後も市場コンディションに対応しながらビジネスオペレーションを注意深く調整してゆきます」とコメントしている。

オペレーティングコストをさらに削減するため、ストラタシスは今年末までに本社をミネソタ州・エデン・プレイリーに移転する計画を進めている。