ナノ・ディメンションによるデスクトップメタル買収が失敗すれば致命的な結果に

米マサチューセッツ州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルのリック・フュロップCEOが、現在進行中のイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションによるデスクトップメタルの買収が失敗すれば致命的な結果を迎えると発言して話題になっている。

2024年度第2四半期決算の発表時に行われた投資家向けアーニングスコールの中で明らかにしたもので、デスクトップメタルは過去二年半に渡って複数の会社に買収を申し入れていたことも明らかにした。

デスクトップメタルの2024年度第2四半期決算では、売上高は3890万ドル(約57億1830万円)を計上したものの、対前年比で26.9%の大幅なマイナスとなった。また、2024年度第1四半期の売上高に比べても4.1%のマイナスとなっている。

デスクトップメタルは、「コスト削減のための果てしなき努力」を継続しているものの、2024年度第2四半期決算では1億103万ドル(約148億9110万円)の営業赤字を計上している。

フュロップCEOは、ナノ・ディメンションによるデスクトップメタルの買収が「デスクトップメタルとその株主にとって最良の選択である」と結論づけている。