スリーディーシステムズがアライン・テクノロジーと大型契約を締結

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、アメリカの歯科矯正アライナー製造のアライン・テクノロジーと大型契約を締結した。アメリカ現地メディアの報道によると、契約は2028年までで、アライン・テクノロジーは総額で2億5000万ドル(約387億5000万円)相当のSLA3Dプリンターをスリーディーシステムズから購入する。

大型契約の発表を受けて、ニューヨーク証券取引所で売買されているスリーディーシステムズの株は、現地時間の火曜日に前日終値から18.5パーセント値上がりして取引を終えた。

スリーディーシステムズの社長兼CEOのジェフリー・グレイブス氏は、「スリーディーシステムズは、デジタル歯科医療の世界で初期の段階からリーディングポジションを維持してきました。歯科医療はアディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーの導入により今後さらに大きく成長する領域です。歯科矯正、予防医療、リプレースメント等々、多くのアプリケーションの市場が拡大してゆきます。スリーディーシステムズは、今後も最新のハイボリュームの製品を市場に提供してゆきます」とコメントしている。

アライン・テクノロジーは1997年設立の、米カリフォルニア州に拠点を置く歯科矯正用アライナーのメーカー。当時スタンフォード大学の大学院生だった学生二人が3Dプリンターを活用して歯科矯正用アライナーを製造することを思い立ち、設立された。