アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2024年度第1四半期(2024年1月1日~3月31日)決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億4410万ドル(約223億3550万円)で、前年同期の1億4940万ドル(約231億5700万円)から3.5%のマイナスとなった。GAAP(米国標準会計基準)ベースの営業収支は2450万ドル(約37億9750万円)の赤字で、前年同期の1680万ドル(約26億400万円)の赤字から悪化した。経常収支は2600万ドル(約40億3000万円)の赤字だった。
ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「2024年度第1四半期では、我々は堅実なオペレーションを展開しました。コンスーマー系の売上が順調で、お客様の消費への意欲が減退する中でもオペレーティングフリーキャッシュフローもプラスになりました。最新シリーズのF3300システムの受注も好調で、日産やBAEシステムズといった大口のお客様からのオーダーを獲得しています。我々のバランスシートも健全で、財務状況とオペレーションの規律も安定しています」とコメントしている。
2024年度第1四半期決算の発表に伴い、ストラタシスは2024年度通年の売上高見通しを6億3000万ドル(約976億5000万円)から6億4500万ドル(約999億7500万円)のレンジへ引き上げた。