Voxeljetが2024年度第1四半期決算を発表

ドイツの工業用3DプリンターメーカーのVoxeljetが2024年度第1四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は696万ユーロ(約11億2752万円)で、前年同期の600万ユーロ(約9億7200万円)から15.6%のプラスとなった。主力事業のシステム売上が対前年同期比で15.9%増加し、全体の売上増加を牽引する形となった。サービス関連の売上も対前年比で15.4%のプラスとなった。

Voxeljetのインゴ・エデラーCEOは、「2024年度第1四半期では、GE風力エナジーからの大型発注があるなど、大型3Dプリンターの需要が旺盛でした。私の記憶の限りでは、新規のお客様によるオーダーが既存のお客様のオーダーを上回った最初の四半期になりました」とコメントしている。

Voxeljetは、2024年4月に米NASDAQでの全株式を上場停止とし、同市場から撤退した。本決算は、同社がNASDAQ撤退後初めて発表する四半期決算となった。

Voxeljetは、ドイツ・フライドバーグに拠点を置く、ミュンヘン技術大学発の3Dプリンターメーカー。主に砂型造形用大型3Dプリンターなどを製造しているほか、自社の3Dプリンターを使ったオンデマンド3Dプリンティングサービスなどを提供している。