日本の光学機器メーカー大手ニコン傘下のメタル3DプリンターメーカーのニコンSLMソルーションズが、アメリカのハイテク工作機器販売大手のハーテック・グループとパートナーシップ契約を締結した。アメリカ現地メディアの報道によると、ニコンSLMソルーションズはハーテック・グループの販売網を通じて、アメリカ国防省に自社のアディティブ・マニュファクチャリングプラットフォームを販売する。
ハーテック・グループのゲアリー・ブレッデール氏は、「このパートナーシップ契約の締結は、ハーテック・グループとニコンSLMソルーションズの双方にとってアメリカ連邦政府のセクターへ参入するための重要なマイルストーンです。我々のコラボレーションは、アメリカ国防省へトップティアのシステムとソリューションを供給することになるでしょう」とコメントしている。
ハーテック・グループは、これまでにCNCマシンなどの各種の工作機器をアメリカ国防省に納入している。
ニコンは、2023年1月にSLMソルーションズを総額6億2200万ユーロ(約870億8000万円)で買収し、子会社化した。買収完了後SLMソルーションズは、新たにニコンSLMソルーションズの新ブランドで事業を展開している。