ジュリエン・マーシリー氏が、フランス大手タイヤメーカーのミシュラン系列のアドアップの新CEOに就任する。アドアップはミシュランと、パリに拠点を置くインダストリアルエンジニアリング企業のFivesとのジョイントベンチャーとして設立され、インダストリアルユーザー向けのメタル・アディティブ・マニュファクチャリングの世界ではサービスプロバイダーとしてビジネスを大きく拡大させてきた。
マーシリー氏は2019年にアドアップに入社、当初は副CEOとしてCEOの補佐などを行っていた。アドアップの前任では、Fivesで14年間に渡ってマネジメントポジションを務めていた。
新CEO就任についてジュリエン・マーシリー氏は、「アドアップは、(ミシュランとFivesの)我々の親会社の信頼と実績をベースにしてできた、アディティブ・マニュファクチャリングの成長企業です。我々はマニュファクチャリングの世界を理解しており、アディティブ・マニュファクチャリングこそ我々が生まれた世界なのです。当然ながら、そこに存在するチャレンジも理解しており、我々はアディティブ・マニュファクチャリングを活用し、品質を高め、スケールし、信頼できるソルーションとしてユーザーに提供してゆきます」とコメントしている。