アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、上場しているニューヨーク証券取引所から上場基準不適合通知を受領した。現地メディアの報道によると、デスクトップメタルはニューヨーク証券取引所が定めた上場維持のためのコンプライアンスに準拠していないという。
デスクトップメタルが上場基準不適合通知を受け取ったのは、ニューヨーク証券取引所でのデスクトップメタルの株価が30日連続で1株1ドル未満を記録した直後。現地時間の2023年11月29日、デスクトップメタルの株は1株0.65ドルで取引を終えた。
上場基準不適合通知の受領は、デスクトップメタルの株がニューヨーク証券取引所から直ちに上場廃止となることを意味していない。しかし、2023年11月22日から6ヶ月以内に株価を1ドル以上へ浮上させることを求めている。
デスクトップメタルはニューヨーク証券取引所に対し、株価を浮上させてコンプライアンス違反の状態から復帰するよう努力する旨伝えた。
デスクトップメタルはライバル企業のマークフォージドに続き、ニューヨーク証券取引所から上場基準不適合通知を受け取った、二番目のニューヨーク証券取引所上場3Dプリンターメーカーとなった。