ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが2023年度第2四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は2790万ユーロ(約43億2450万円)で、前年同期の2600万ユーロ(約40億3000万円)から若干増加した。経常収支は730万ユーロ(約11億3150万円)の赤字で、前年同期の170万ユーロ(約2億6350万円)の赤字から悪化した。エネルギーコストの高騰や、ニコンによる買収に伴うトランザクションコストが嵩んだことなどがコスト増加につながった。
2023年度上半期の売上高は5200万ユーロ(約80億6000万円)で、2022年度上半期から22%のプラスとなった。
2023年度第2四半期決算の発表に先立って行われた年次株主総会で、SLMソルーションズは、社名をSLMソルーションズから「ニコンSLMソルーションズ」に変更する決議を賛成多数で可決した。
また、2017年に起債した2870万ユーロ(約44億4850万円)分の転換社債を、ニコンからの借入で借り換える決議も賛成多数で可決した。また、ニコン傘下のニコンヨーロッパBVより短期借入金1000万ユーロ(約15億5000万円)を借り入れる決議も可決した。