米マサチューセッツ州に拠点を置くマイクロ3Dプリンターメーカーのボストン・マイクロ・ファブリケーション(BMF)が、シリーズD投資で2400万ドル(約34億800万円)の資金調達に成功した。出資したのは中国資本のプライベートエクイティファンドが率いる投資シンジケート。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。
ボストン・マイクロ・ファブリケーションは、2022年にもシリーズC投資で4200万ドル(約59億6400万円)の資金を調達している。
ボストン・マイクロ・ファブリケーションのジョン・カウォラCEOは、「今回の資金調達により、我々の顧客とパートナーに継続したコミットメントを提供でき、新たなイノベーションを展開するためのリソースを確保することができました。我々は、顧客のニーズを満たしていると信じていますが、我々のテクノロジーは、より多くのことを実現できます」とコメントしている。
ボストン・マイクロ・ファブリケーションのマイクロ3Dプリンター「microArch230シリーズ」は、最小2ミクロン程度でのサイズの造形が可能。医療機器や電子機器など、様々な産業セクターで活用されている。