XジェットがNASDAQへ上場へ

イスラエル・レホヴォトに拠点を置く3DプリンターメーカーのXジェットが、米NASDAQへ上場する予定であることがわかった。アメリカ現地時間の2023年5月25日にXジェットが米証券取引委員会に提出した書類によると、Xジェットは200万株の普通株を新たに発行し、一株4ドルから6ドル程度の価格で販売したいとしている。調達した資金はオペレーティングコストやワーキングキャピタルとして使う予定としている。

NASDAQ上場申請とともに、Xジェットは直近2022年度の業績も発表している。それによると、Xジェットの2022年通年の売上高は603万ドル(約8億4420万円)で、前年比で77%のプラスとなった。経常収支は1760万ドル(約24億6400万円)の赤字で、2021年度の2320万ドル(約32億4800万円)の赤字から若干改善した。EBITDA(利子・税・減価償却前利益)は2021年、2022年ともにマイナスだった。

Xジェットは、独自開発したナノパーティカルジェッティング(NPJ)技術をベースにしたメタル・セラミック3Dプリンターを開発している。メタル・セラミックパーティカルを素材にしているため、他のメタル・セラミック3Dプリンターよりも精密な造形が可能であるとしている。