Velo3Dが2023年度第一四半期決算を発表

カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dがが2023年度第一四半期(2023年1月1日から3月31日)決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は2700万ドル(約36億4500万円)で、前年比で120%のプラスとなった。経常収支は3620万ドル(約48億8700万円)の赤字で、前年の6530万ドル(約88億1550万円)の赤字から改善した。ネットキャッシュフローは1600万ドル(約21億6000万円)のマイナスで、前年の3300万ドル(約44億5500万円)のマイナスから改善した。

Velo3Dのベニー・ビュラーCEOは、「業界をリードするサファイアプラットフォームに対する需要が増加する中、アナリストによる事前予想を上回る結果となったことに満足しています。今後もサファイアXCシリーズとサファイアXC1MZシリーズの生産を拡大し、新規と既存のどちらのユーザーにも両シリーズの供給を続けてまいります」とコメントしている。

Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケット製造などの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。