ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、2022年度通年決算を発表した。それによると、同社の2022年度の売上高は1億570万ユーロ(約150億940万円)で、前年の7510万ユーロ(約106億6420万円)から41%増加した。グローバルサプライチェーン停滞などの厳しい経済環境の中、新たに投入したNXG XII 600シリーズの販売が好調に推移したことなどが結果につながった。
SLMソルーションズのダーク・アッカーマンCFOは、「サプライチェーン停滞や金利の上昇といった厳しい経済環境に直面しましたが、我が社のチームはボトムラインからトップラインまですべての領域でゴールを達成することに成功しました。四半期ベースでは既に収益の損益分岐点を越えており、今年2023念は通年で黒字転換を果たせると思います」とコメントしている。
SLMソルーションズは、航空宇宙や自動車などの産業セクターにユーザーを多く抱え、これまでに750台以上のメタル3Dプリンターを納入してきている。SLMソルーションズのユーザーにはNASA、エアバス、ボーイング、ロールスロイス、ブルーオリジン、ポルシェ、BMW、フォルクスワーゲンなどが含まれている。