アメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートが、2022年度第4四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は7990万ドル(約107億8650万円)で、アナリスト予想の7570万ドル(約102億1950万円)を上回った。経常収支は6690万ドル(約90億3150万円)の赤字で、前年同期の8040万ドル(約108億5400万円)から若干改善した。一株当たりの損失は1.05ドル(約141.75円)だった。
アナリスト予想を上回る結果を受け、NASDAQで取引されている同社の株は前日比で14%上昇して取引を終えた。
売上高の減少はアメリカ国内の減少が特に著しく、前年同期比で20.9%のマイナスとなった。ビヨンド・ミートは、特にスーパーマーケットなどのサービスセグメントの売上高が減少したことが影響したとしている。
ビヨンド・ミートは、2023年度の通年の売上高のレンジを3億7500万ドル(約506億2500万円)から4億1500万ドル(約560億2500万円)程度と見込んでいる。
ビヨンド・ミートでは現金の流出が続いており、キャッシュフローがマイナスの状態が恒常化している。ビヨンド・ミートは、今年2023年度第二四半期までにキャッシュフローを均衡させたいとしている。