ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株が値上がりしている。昨年2022年12月27日に1.15ドルまで値下がりしたデスクトップメタルの株は、2023年2月3日に2.22ドルまで上昇した。同日に発表されたデスクトップメタルのリストラクチャリングプランを株主が前向きに評価した結果と見られる。
デスクトップメタルは、従業員の15%のレイオフと、製造施設の整理統合などを旨とするリストラクチャリングプランを発表している。デスクトップメタルの発表によると、リストラクチャリングプランの実施により2023年度の一年間で5000万ドル(約65億円)のコストを削減できるとしている。デスクトップメタルは、昨年2022年6月にも従業員の12%をレイオフしている。
デスクトップメタルの株価の今後の見通しについてはアナリストの意見が分かれているが、同社の直近(2022年度第三四半期末)のデット・エクイティ・レシオは0.14と低水準を維持しており、流動性リスクは低いとする見方もある。
本記事執筆時点(現地時間の2023年2月7日)では、デスクトップメタルの株は2.02ドルで取引されていて、前日比で1.95%のマイナスとなっている。