ジェイムズ・チェイノス氏がビヨンド・ミートが年内に経営破綻すると発言

アメリカの伝説的ヘッジファンドマネージャーのジェイムズ・チェイノス氏が、代替肉メーカーのビヨンド・ミートが年内に経営破綻すると発言して話題になっている。アメリカ現地メディアCNBCのインタビューに答えたもので、ビヨンド・ミートはキャッシュの持ち出しが続き、年内にキャッシュが枯渇するとしている。

ビヨンド・ミートの株は、昨年2022年12月20日に12.31ドルまで値を下げた後若干持ち直し、現地時間の2023年2月7日には17.19ドルで取引を終えている。同社の株は2019年7月26日に234.90ドルの高値を付けた後値を下げ初め、今日までに92.7%値下がりしている。

アメリカの株式投資情報サイトのマーケットウォッチは、ビヨンド・ミートは昨年2022年の一年間で6億3500万ドル(約825億5000万円)のキャッシュを失ったとしている。

ジェイムズ・チェイノス氏は、運用金額3兆ドル(約390兆円)を越える世界最大規模のヘッジファンドを運用するファンドマネージャー。空売り投資を得意としていて、エネルギー企業エンロンの破綻を予言して大きな利益を得たことで知られている。チェイノス氏は、電気自動車メーカーのテスラについても否定的で、テスラは「中国に大きな利益をもたらす中国の自動車メーカーだ」と発言している。