アメリカの大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、ゼロックス傘下のファイナンス企業のFITTLEとファイナンス・パートナーシップ契約を締結した。発表によると、FITLLEはVelo3Dのユーザーに対し、ファイナンス、リース、レンタルなどのファイナンスオプションを提供する。
FITLLEは、昨年2022年に建設3DプリンターメーカーのブラックバファローおよびSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズと同様のファイナンス・パートナーシップ契約を締結している。FITLLEは、今後もアディティブ・マニュファクチャリングの領域でのプレゼンスを広げてくる可能性がある。
FITLLEのニコール・トラコ社長は、「Velo3Dは驚異的な成長と需要の拡大を経験しており、世界でも最大クラスのメタル3Dプリンターメーカーになりつつあります。Velo3Dのユーザーに新たなファイナンスのストラクチャーを提供し、この成長をアシストできることを楽しみにしています」とコメントしている。
Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケットなどの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。