ギャラクティック・エナジーが1億8800万ドルの資金調達に成功

中国の新興ロケットメーカーのギャラクティック・エナジーが、1億8800万ドル(約244億4000万円)の資金調達に成功した。出資者やバリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。ギャラクティック・エナジーは、開発中のWELKINロケットエンジンの製造などに投じるとしている。

WELKINロケットエンジンは、再生利用可能な40トンクラスのエンジンで、「スペースXのマーリンエンジンの中国バージョン」と呼ばれている。WELKINロケットエンジンは、中国の3Dプリンティングサービスビューローのファルコンテックと協働で、大型3Dプリンターを使って製造される。

ファルコンテックはAS9100認証を取得した3Dプリンティングサービスビューローで、これまでにCOMAC(Commercial Aircraft Corporation of China, 中国商用飛機)のC919旅客機のコンポーネントなどを製造、納入している。

ギャラクティック・エナジーは、2018年設立の中国の民間ロケットメーカー。2020年11月にセレス1ロケットの打ち上げに成功し、人工衛星打ち上げを成功させた二番目の中国民間企業となった。