シェイプウェイズが株式併合を株主に提案か

3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手でニューヨーク証券取引所上場のシェイプウェイズが、2023年度第一四半期末に開催される年次株主総会で、株式併合を株主に提案する予定であることがわかった。株式併合の具体的な内容については明らかにされていないが、「複数の株」を1株に併合し、株価の上昇を狙うものと見られる。

株式併合(Reverse Stock Split)とは、既に発行されている株式数を減らすために、複数の株式を1株に統合する行為。理論上株式の資産価値に影響はなく、株数が減っても会社の価値は変わらないので1株当たりの価格が修正される。例えば2株を1株に併合した場合、発行済株式数は半分になり、理論上株価は2倍になる。

株式併合は、場合によっては株主の権利を侵す可能性があるため、株主による決議が必要となる。

シェイプウェイズは、上場しているニューヨーク証券取引所から同社の株価が2022年7月14日以来1ドルを下回り続けているとして、上場基準不適合通知(Non Compliance Notice)を受領している。本記事執筆時点(2022年12月6日)シェイプウェイズの株は0.59ドルで取引されている。