アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は8250万ドル(約115億5000万円)で、前年同期比で22.5%のマイナスとなった。経常収支は1億170万ドル(約142億3800万円)の赤字で、前年同期比でマイナス123.2%悪化した。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は7380万ドル(約103億3200万円)の赤字だった。
カテゴリー別では、アメリカ国内の外食向け売上高が5.6%増加した一方、アメリカ国内の小売売上高が11.8%のマイナスとなった。一方、海外売上高では、小売売上高が52.3%、外食向け売上高が42.2%と、それぞれ大幅なマイナスとなった。海外売上高全体では47.8%のマイナスとなった。
ビヨンド・ミートの社長兼CEOのイーサン・ブラウン氏は、「ビヨンド・ミートは、サステナブルな成長モデルを獲得するためにあらゆる努力をしています。現時点では、2023年度下半期でのキャッシュフローの黒字転換を目指しています。記録的なインフレーションが続く中、代替肉メーカーのブランドを強化し、14兆ドル(約1960兆円)規模の食肉産業における独自のポジションを確保してゆきます」とコメントしている。