マークフォージドがデジタルメタルの買収を完了

アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドが、スウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのデジタルメタルの買収を完了した。マークフォージドは、今年7月にデジタルメタルを3200万ドル(約45億7600万円)の現金と410万株のマークフォージドの普通株式で買収すると発表していた。買収完了後も、デジタルメタルはデジタルメタルのブランドでマークフォージドの子会社として運営される。

マークフォージドの社長兼CEOのシャイ・テレム氏は、「デジタルメタルの買収を成功裏に完了できたことにエキサイトしています。マークフォージドは、デジタルメタルのチームを歓迎します。共に力を合わせることで、精密なメタルパーツをオンデマンドでハイボリュームで供給するディストリビュテッド・マニュファクチャリングのビジョンをさらに進めることができます。マークフォージドのソフトウェア能力とデジタルメタルの精密で信頼できるバインダージェットソルーションを組み合わせることで、現在および将来のお客様に、かつてなかったソルーションを提供することが可能になります」とコメントしている。

デジタルメタルは2003年設立。設立当初より独自開発したメタル・バインダージェット3Dプリンターを製造している。同社は2012年にスウェーデンの金属粉メーカーのヘガネスに買収され、同社の子会社になっていた。