SLMソルーションズが2022年度第二四半期決算を発表

ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが2022年度第二四半期決算した。それによると、同社の同期間中の売上高は2610万ユーロ(約36億5400万円)で、前年同期の1640万ユーロ(約22億9600万円)から60%増加した。同時に発表された2022年度上半期決算でも売上高4250万ユーロ(約59億5000万円)を計上し、2021年度上半期の売上高3170万ユーロ(約44億3800万円)を34%上回った。

イギリスの航空機エンジンメーカーのロールスロイスが、SLMソルーションズの最新シリーズ「SLM500シリーズ」を二台導入したのに加え、ドイツの工作機メーカーのボッシュも「SLM500シリーズ」を二台導入したことなどが売上増加につながった。

また、2022年度第二四半期末時点の受注残は4910万ユーロ(約68億7400万円)で、三四半期連続での増加となった。

2022年度第二四半期決算での経常収支は170万ユーロ(約2億3800万円)の赤字で、前年同期の710万ユーロ(約9億9400万円)の赤字から大幅に改善した。一方、同期間中のEBITDA(利子・税・減価償却前利益)は130万ユーロ(約1億8200万円)の黒字だった。