カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、
2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1960万ドル(約26億4600万円)で、前年同期比で160%増加した。主力製品のサファイアXCシステムシリーズの販売増加が結果をもたらす形となった。
Velo3Dのベニー・ビュラーCEOはプレスリリースで、「我々はこの成長を、競合企業が軒並み売上低迷に苦しむ中で成し遂げました。今年2022年が終わる頃までには、我々がメタルアディティブ・マニュファクチャリングの業界リーダーになることは可能です。第二四半期に獲得した受注残やサファイアXCシリーズのさらなるスケーリングを鑑みるに、我々の2020年度の売上高ガイダンスである8900万ドル(約120億1500万円)を着実に達成できるでしょう」と表明している。
Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケットなどの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客には大手ロケットメーカーのスペースXや、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。