スリーディーシステムズがドイツのハイスピード3Dプリンティング企業のdpポーラーを買収

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、ドイツのハイスピード3Dプリンティング企業のdpポーラーを買収する。買収は今年2022年第四四半期(10月~12月)内に完了するとしているが、買収金額などの詳細については明らかにされていない。

dpポーターは、独自開発したローテーション方式のインクジェット3Dプリンターで3Dプリンティングサービスを提供している。プリントヘッドを動かして積層造形するタイプの3Dプリンターとは違い、ターンテーブルにステーショナリープリンドヘッドが設置され、回転するターンテーブルに直接照射することで連続した造形が可能。一度稼働させれば停止することがないので、極めて高いスループットと歩留まりを実現している。

スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス氏は、「今回の買収の目的は、我々のユーザーに業界をリードしているアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを提供し、彼らのクリティカルなアプリケーションのチャレンジに打ち勝っていただくことです。dpポーラーは非常にユニークなシステムを開発し、真のハイボリュームプロダクションを実現しています」とコメントしている。

スリーディーシステムズは、今月8月9日に発表されるアーニングスコールでdpポーターの買収を正式に発表する。