ファストレイディアスが従業員の20%をレイオフ

アメリカのオンデマンド・マニュファクチャリング企業でNASDAQ上場のファストレイディアスが従業員の20%をレイオフする。先月社長に就任したパトリック・マッカスター氏が進めるコスト削減計画の一環で、40人程度の従業員がすでにレイオフされたという。ファストレイディアスは、年度内にオペレーティングコストを最大で1000万ドル(約13億8000万円)程度削減するとしている。

ファストレイディアスは、今年2022年2月にSPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズと合併し、NASDAQへ上場した。上場初日は6.74ドルで取引を終えた同社の株は、その後右肩下がりで値を下げ続け、本記事執筆時点(現地時間2022年7月21日)では0.63ドルまで値下がりしている。

また、上場初日に1億4016億ドル(約193億4208万円)あった時価総額も縮小し、本記事執筆時点では4628万ドル(約63億8664万円)と三分の一以下となっている。

ファストレイディアスは2014年設立。イリノイ州シカゴに拠点を置くオンデマンド・マニュファクチャリング企業。3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングや、CNCマシニング、射出成形、ウレタン・キャスティングなどによる各種の造形サービスを提供している。