2022年度第一四半期の全世界の3Dプリンティング市場が30億ドル規模に到達

2022年度第一四半期の全世界の3Dプリンティング市場が30億ドル(約4140億円)規模に到達したとする調査結果が発表された。調査会社スマートテックアナリシスによると、全世界の3Dプリンティング市場は前年同期比で27%拡大し、同規模に達したとしている。スマートテックアナリシスは、2022年度通年での全世界の3Dプリンティング市場が120億ドル(約1兆6560億円)規模に達すると予想している。

市場の内訳では、サービス関連セクターの売上高が最も多く、全体の49.6%を占めた。次いで3Dプリンターなどのハードウェアの売上高が全体の28.9%を占めた。3Dプリンティング用素材の売上高は全体の21.4%だった。

スマートテックアナリシスのアナリスト、スコット・ダンハム氏は、「2022年度の最初の四半期はアディティブ・マニュファクチャリング業界にとって歴史的な四半期となりました。2021年度の落ち込みから完全にリバウンドした形です。世界的なサプライチェーン停滞が続く中、アディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーは世界中のモノづくりを変えつつあります。サプライチェーン停滞が続くほど、アディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーの普及が進むでしょう」とコメントしている。