マークフォージドがスウェーデンのデジタルメタルを買収か

アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドが、スウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのデジタルメタルを買収する方向で交渉中であることが明らかになった。同社に近い関係者によると、マークフォージドはデジタルメタルの親会社のヘガネスと交渉中で、買収金額として3200万ドル(約43億2000万円)をオファーしているという。

デジタルメタルは2003年設立。設立当初より独自開発したメタル・バインダージェット3Dプリンターを製造している。同社は2012年にスウェーデンの金属粉メーカーのヘガネスに買収され、同社の子会社になっている。ヘガネスは1797年設立の老舗金属粉メーカーで、今日までに年間生産量50万トンの世界最大の金属粉メーカーとなっている。

デジタルメタルのフラッグシップメタル3Dプリンター「DPM2500システム」は、チタン、ニッケル超合金、銅パウダー、ステンレススチール、アロイ4140スチールなどの素材を使用することが可能。

マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している。