スペインの代替肉メーカーが、シリーズA投資で250万ユーロ(約3億6250万円)の資金調達に成功した。資金調達に成功したのはスペインのスタートアップ企業のCocuus社。ベンチャーキャピタルのビッグ・アイデア・ベンチャーズ、カーギルベンチャーズ、イータブル・ベンチャーズ・アクセルレーション・プログラムなどからの出資を受けた。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。
Cocuusは、ウシなどの生細胞をベースにしたバイオインクを使って代替肉をバイオ3Dプリンターで製造している。同社はこれまでに、ウシのリブロースステーキと、サーモンの刺身のバイオ3Dプリンティングに成功したとしている。
Cocuusの創業者でCEOのパトクィシ・ラルンベ氏は、「今回の投資ラウンドで世界的な投資家の関心を集めることができたことを誇りに思います。この資金調達により我々のテクノロジーを使って代替肉の製造を工業スケールに拡大することが可能になります」とコメントしている。
スペインの代替肉メーカーでは、バルセロナに拠点を置くスタートアップ企業のノバミートが、植物由来原料を使った代替肉を3Dプリンターで製造している。