ビヨンド・ミートに対する集団訴訟が提訴

アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートに対する集団訴訟が提訴され、話題になっている。訴えを起こしたのはハンバーガー用パティ製造のドン・リー・ファームズと同社CEOのイーサン・ブラウン氏。

訴えによると、ビヨンド・ミートは自社の代替肉のタンパク質含有量を実際よりも多く宣伝したのに加え、実際には使用している合成原料を「一切使用していない」との嘘の情報を伝えたとしている。ドン・リー・ファームズは、ビヨンド・ミートはタンパク質の含有量を実際よりも30%多く宣伝したとしている。

ドン・リー・ファームズは、ビヨンド・ミートは虚偽の広告宣伝を禁じるランハム法と、カリフォルニア州の不正広告防止法、及び不正競争防止法に違反しているとしている。

ビヨンド・ミートに対しては、今月複数の消費者から製品の量と質が広告宣伝内容と違うとする損害賠償請求訴訟が起こされている。

ビヨンド・ミートには、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツや、著名俳優のレオナルド・デカプリオなどのセレブリティが多く出資していることで知られている。ビヨンド・ミートの代替肉は、大手スーパーマーケットで販売されているほか、マクドナルドなどの大手飲食チェーンでも使われている。