HPが2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は165億ドル(約2兆1450億円)で、前年同期比で3.9%の増加となった。部門別では、パーソナルシステムズ部門の売上高が115億ドル(約1兆4950億円)で、前年同期比で9.3%のプラスだった。また、プリンティング部門の売上高は50億ドル(約6500億円)で、前年同期比で6.8%のマイナスだった。
2022年度第二四半期決算についてエンリケ・ロレズ社長兼CEOは、「売上ベースおよび非GAAPベースのEPS(一株当たり利益)成長率において、非常に堅実な四半期となりました。我々のキー成長ビジネスは二けたの伸び率で成長し、56億ドル(約7280億円)もの新たな売上を我々にもたらしました。マクロの市場環境はいまだ脆弱ですが、より強いHPを作り上げることで優れたパフォーマンスを維持できると考えています」とコメントしている。
HPは自社の3Dプリンター事業の売上高の明細などは明らかにしていないものの、2022年度中間期において、前年同期比で二けたの伸び率を示したとしている。HPの3Dプリンター事業の売上高は、新規に獲得した売上高の56億ドルに含まれているものと見られる。