ドイツの工業用3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のVoxeljetが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は460万ユーロ(約6億2100万円)で、前年同期比で14.3%増加した。サービス部門売上が前年同期比で63.3%増加した一方、3Dプリンターなどのハードウェア部門の売上が前年同期比で32.1%減少した。
Voxeljetのインゴ・エデラーCEOは、「オンデマンド3Dプリンティング事業が非常に忙しく、前年同期比で60%以上の売上増加となりました。様々な分野のアプリケーションが成長していることが原因です。アメリカにおける宇宙関連プロジェクトや、ドイツにおけるアート・建設セクターでのプロジェクト、イギリスにおける電気自動車用パーツ製造プロジェクト等々、枚挙にいとまがありません。オンデマンド3Dプリンティング事業の売上増加は、未来の3Dプリンター需要増加を示す重要なインディケーターです。今年通年での業績については、我々は非常に楽観視しています」とコメントしている。
Voxeljetは、ドイツ・フライドバーグに拠点を置く3Dプリンターメーカー。主に砂型造形用大型3Dプリンターなどを製造している他、自社の3Dプリンターを使ったオンデマンド3Dプリンティングサービスを提供している。