ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが、米ロサンゼルスにアディティブ・マニュファクチャリング・イノベーションセンターを開設する。EOSの発表によると、同センターは今年2022年秋に開設の予定で、北米市場における同社の西海岸ハブとして機能するとしている。
EOSノースアメリカ社長のグリン・フレッチャー氏は、「南カリフォルニアは、我々の3Dプリンティング技術と関連するいくつかの重要な新規産業の発祥地です。特にそうした産業における我々のユーザーとコラボレートし、業界をリードしてゆく必要があると考えます。開設するイノベーションセンターにおいては、アプリケーションの開発に加え、教育やトレーニングなどのサービスも提供してゆく予定です」とコメントしている。
EOSは1989年設立のドイツのメタル3Dプリンターメーカー。アメリカ市場には2001年から進出し、ミシガン州を拠点に製品の販売・サポートを行ってきていた。2016年にはテキサス州に製造拠点とテクニカルセンターを開設し、北米ユーザーに対して製品の販売とサポートを提供している。EOSの3Dプリンターは、特に航空宇宙、自動車、ヘルスケア、家電などの産業ユーザーに使われている。